お客様に心に残る時間を過ごしていただけるよう、毎日笑顔をモットーに仕事をしています。私が美容師を志したのは6歳の頃、美容師の叔母にパーマをかけてもらった事がきっかけです。幼いながらも「私も誰かに喜んでもらいたい!」と思い、その気持ちは変わらず、地元の美容室で働き始めました。
幼児から高齢の方までいらしてくれるアットホームな美容室で、高齢の方は私を孫のように可愛がってくださりました。日々の些細な会話などが楽しかった事を覚えています。やがて技術者になり、楽しく仕事をしていました。しかし、技術者を目指し必死に練習していた頃に比べると、成長をあまり感じられなくなっていました。淡々と過ぎていく毎日に物足りなさを感じていたのかもしれません。そんな時、訪問美容師の仕事を知りました。
寝たきりだった祖母の髪を一度しか切れなかった事に後悔がありました。その他にも、毎日祖母の部屋に出向きスキンシップをとるなど、私に出来る事があったと思います。その経験から、訪問美容を「やるしかない!」とグラシスに入社しました。いざ始めてみると、壁にぶつかり落ち込む事も多々あります。しかしお客様の喜んだ顔を見ると、また頑張ろうという決意が生まれます。
この仕事に就いてから、お客様に笑顔になっていただきたく為に、何が出来るのか日々考えるようになりました。知識や技術を身につけることで自身が成長でき、お客様の喜びにも繋がるのでやりがいを感じています。お客様が笑顔になると、私達も笑顔になれる。そんな環境に居られる事が幸せです。サービスの向上、技術の向上はもちろん、些細な心配りを忘れず、日々精進いたします!
サービス責任者
石川知佳
子供の頃、美容師ごっこをしていました。母の髪にブラシを絡めてしまい、バッサリ切らせてしまったこともあります。中学生の時に担当してくれていた女性の美容師さんがヘアアレンジや、メイクを教えてくれ、その方に憧れて美容師を目指すようになりました。
不器用な私は同期に負けたくない一心で、沢山練習しました。働いていた美容室には、シャンプーの指名制度がありました。指名をいただけるよう、“私だけの秘密ノート”を作り、ホームケアのアドバイスなどをさせて頂き、トップの指名数をいただけました。カット練習では、思うようにできない悔しさから、泣きながらカットをした事も…。
「練習を頑張りすぎて、体壊さないように。ちゃんと食べて、寝てるの?」母親のように気遣ってくれる方。スタイリストになった際には、「美喜ちゃんに切ってほしいわ」と。沢山のお客様に支えられ、美容師になって良かったと心から思いました。
初めて訪問美容師を見たのは、祖母が施設でカットされているのを見た時です。祖母から話しは聞いていて、「希望よりも短くされてしまうし、流れ作業のように切られてしまう」と言っていました。美容を楽しむというより、カットの順番を待ち、自分の番が来たら淡々とカットされる。という感じでした。
85歳を過ぎた祖母は、髪型をこだわり、外出する時は化粧を必ずしています。そんなオシャレ好きな祖母が流れ作業のようにカットされてしまうと思うと、胸が苦しくなります。お客様のご希望に応えられるよう素敵に仕上げる。当たり前のですが、美容師として大切なことと改めて感じました。少しでも、持ちの良いヘアスタイルをご提案させて頂けるよう努めて参りますので、よろしくお願い致します。
サービス責任者
井上美喜