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井上美喜

井上子供の頃、美容師ごっこをしていました。母の髪にブラシを絡めてしまい、バッサリ切らせてしまったこともあります。中学生の時に担当してくれていた女性の美容師さんがヘアアレンジや、メイクを教えてくれ、その方に憧れて美容師を目指すようになりました。 不器用な私は同期に負けたくない一心で、沢山練習しました。働いていた美容室には、シャンプーの指名制度がありました。指名をいただけるよう、“私だけの秘密ノート”を作り、ホームケアのアドバイスなどをさせて頂き、トップの指名数をいただけました。カット練習では、思うようにできない悔しさから、泣きながらカットをした事も…。 「練習を頑張りすぎて、体壊さないように。ちゃんと食べて、寝てるの?」母親のように気遣ってくれる方。スタイリストになった際には、「美喜ちゃんに切ってほしいわ」と。沢山のお客様に支えられ、美容師になって良かったと心から思いました。 初めて訪問美容師を見たのは、祖母が施設でカットされているのを見た時です。祖母から話しは聞いていて、「希望よりも短くされてしまうし、流れ作業のように切られてしまう」と言っていました。美容を楽しむというより、カットの順番を待ち、自分の番が来たら淡々とカットされる。という感じでした。 85歳を過ぎた祖母は、髪型をこだわり、外出する時は化粧を必ずしています。そんなオシャレ好きな祖母が流れ作業のようにカットされてしまうと思うと、胸が苦しくなります。お客様のご希望に応えられるよう素敵に仕上げる。当たり前のですが、美容師として大切なことと改めて感じました。少しでも、持ちの良いヘアスタイルをご提案させて頂けるよう努めて参りますので、よろしくお願い致します。